刑事事件
刑事事件とは、犯罪の犯人だと疑われている人の有罪・無罪などを決めるための手続に関する事件を指します。
捜査機関から犯罪を犯したと疑われた方は、逮捕・勾留(こうりゅう)により身柄を拘束され、物理的にも精神的にも著しくつらい立場に追い込まれています。
刑事事件の弁護人は、法律的知識が豊富な弁護士がなりますから、逮捕・勾留されている方に面会(「接見」=「せっけん」と言います)し、 精神的にサポートすることができます。
また、弁護士は被疑者に今後の刑事手続がどのように進むかを説明し、被疑者の今後どうなるかわからない不安を解消させます。
さらに、弁護士は検察等の捜査機関と交渉をしたり、刑事手続における勾留を争う手続、公訴請求された後の公判手続を通じて、 被疑者・被告人の権利を主張します。
事件を起こしてしまい、警察から取り調べを受けている。家族が逮捕されたと突然警察から連絡があった・・・など、突然の出来事でどうすればいいのかわからず、お困りのときにはできるだけ早めにご相談ください。
少年事件
少年事件は、少年の生い立ち、生活環境、交友関係などの周囲の影響が起因とされています。
事件を起こした少年の大半は、犯罪を犯すことの意識が乏しく、逮捕されてから事の重大さに気づきます。
少年法では、成長発達の途上で精神的に未成熟である少年の家庭環境や社会生活環境を調整し、教育的手段によって更生を図ることを目的としていますが、近年少年による重大犯罪も増加傾向にあり、重大犯罪を犯し悔悟の情や更生の意欲が見られず、再び犯罪を犯すおそれがあると判断された少年は、成人と同様に一般の刑事事件で裁かれます。
犯罪を犯してしまった少年が少しでも早く更生への道を踏み出せるよう、精一杯サポートをしていきたいと思っています。