脳波と格闘
2016.02.17 |
吉岡です。こんにちは。
交通事故案件で脳損傷の事例があり,EEG(脳波,Electroencephalogram)データを自賠責調査事務所に送付することになったのですが,とある大病院から発行していただいたEEGデータ,Windows7かXPの32bitでしか開けませんといわれて大慌て。
そもそもOSが64bitか32bitかなんてプリンタのドライバをインストールするとき以外意識していなかったので,大は小を兼ねる的になんとかなるんじゃないかと思っていましたが,全く動きません。64bit⇔32bitのエンコードというのかなんとなくわかるような気がして,いろいろ試したのですが,実際はピクリともせず……。
仕方がないので,中古のWindows7 32bit版を購入してようやくEEGデータを開いたものの,自賠責調査事務所のPCはWindows7 32bitじゃないだろうから,うちの事務所で見られただけでは意味がない。PCごと送って見ていただくわけにもいかず,脳波データを画像にすればOSは関係ないだろうとJPEG形式に変換しようとすると,EEGデータの拡張子が.PTNと見たこともないファイル形式。仕方なく全EEGデータを印刷することに。
これも脳波を0.1秒単位で印刷すると千枚以上になってしまうので,なんとか100枚程度に抑えて印刷し,自賠責調査事務所へ無事送付しました。
一連の作業中の感動,茫然自失,憤怒,創意工夫,妥協,独り笑い,笑いながら怒る(竹中直人氏風),当職割といい脳波出していたんじゃないでしょうか。
(EEかGえんにせぇ)