戴物語
2016.05.28 |
吉岡です。こんにちは。
一年の区切りの日を皆さんもいくつかお持ちだと思います。
大みそかに元旦,誕生日とその前日,葉桜になった日,ペナントレース開幕日,祇園山笠の最終日などなど。
競走馬の世界に生きる人間(当職もその一人のつもり)にとって,日本ダービー(東京優駿)開催日はその区切りの日。実に神聖な気持ちで当日を迎え,レースが終わればその瞬間から来年のダービー馬を探し始めます。北海道の牧場をめぐる人,血統書を読み漁る人,各々また新しい一年を迎えます。
今年の日本ダービーは,2013年生まれの6913頭その頂点を決する競争ですが,近年稀にみる実力馬勢ぞろい好勝負必至となりました。
どの馬も勝ちたい気持ちでいっぱい,関係者も様々な苦労や努力を実らせ日本ダービー出走に漕ぎつけましたが,勝つのは当然ただ1頭。勝負事の2着以下は記録は残っても残念ながら人々の記憶には残りません。
明日15時40分,次の一年への鋭気を養い,さらなる高みを目指します。
第83回 東京優駿 ◎リオンディーズ