陽関三畳
2013.03.28 |
吉岡です。こんにちは。
とある案件で中国語の示談書を作成することになり,日本語で作成した文書をネイティブの専門方に中国語に訳してもらいました。
中国法務の端くれに携わったような貴重な体験でした。
大学で丁寧に3年間ほど中国語を勉強しましたが,今では「楊じいさんは道に迷った」しか喋れません。
ですが,目の前で交わされる中国語の会話はとても流暢でそのイントネーションは東洋のフランス語と言われるだけあって美しく,聴き入ってしまいました。
漢詩や三国志,楚漢戦争(項羽と劉邦)が大好きな私としては,仕事が落ち着き次第,そのあたりの話を通訳の方とするのが楽しみです。
この時期は異動も多く,お世話になった銀行員の方や法曹関係の方も多く異動されます。
そんな時期に相応しいのが,渭城朝雨潤輕塵で始まる王維作「送元二使安西」。
渭城朝雨潤輕塵 客舎青青柳色新
勸君更盡一杯酒 西出陽関無故人
ぜひ原語で聞いてみたいですね。